About

団体の概要・沿革

“現代悲劇を創作すること”を活動趣旨とし、福岡を現在の拠点とする演劇ユニット。通称デイドリ。
2017 年結成。自主公演やコンペ出場など福岡県内外で意欲的に活動を行い、2018年・2019 年の福岡学生演劇祭で 2 年連続の大賞受賞、第 5 回全国学生演劇祭では審査員賞受賞を果たす。コロナ禍においても毎年多数の作品を発表。演劇の「同空間・同時間」という最大の特性を引き出すことを目的とした、俳優の身体性(身体言語としての特性)と、インタラクティブな映像表現の調和による空間芸術としての演劇創作を得意としている。
2022 年より、“ソクラテスシリーズ”としてプラトンの対話篇を原作とした演劇創作に取り組み、同年 12 月に『ソクラテスの弁明』(福岡市)、2023 年 12 月に『クリトン』(神奈川県小田原市、YPAM2023フリンジ参加)を上演した。

創作におけるビジョン

現代悲劇の創作を目指す。
苦悩の感情が神話や王政を拠り所とし民衆に共有されていた古代とは異なり、多様性のもとに苦悩も個別化された現代では、誰もがカタルシスを得られる悲劇の成立は困難であると考える。しかし、この時代において、根源的な苦悩がどこに存在し、どのように表現されるべきかを探求することは、現代における困難を乗り越えるための一途であると考える。その探求を現代悲劇の創作を目指すことと位置づけ、創作におけるビジョンとして掲げている。